現在、地域医療を守り、育て、支えようという動きが各地で広がっています。
このようなプロジェクトの主体は、住民・患者・医療従事者・行政などさまざまであり、広い範囲での「協働」がポイントとなります。
ここでは、地域医療の支え、または再生に向けて動きだした各団体の活動内容を紹介します。この場での紹介を通して、共有することで他の地域にも活動や交流がより広がっていくことにつながれば幸いです。
北海道から沖縄まで、今回のWEB博覧会の企画にご協力いただいた計35団体の活動内容を、5つのゾーンにわけてご紹介いたします。

| 応募団体名 | 都道府県 | ゾーン |
|---|---|---|
| NPO法人ささえあい医療人権センターCOML | 大阪府 | 地域医療(全般) |
| 地域医療を守る会 | 徳島県 | |
| 北通地域医療研究会 | 青森県 | |
| 社団法人全国社会保険協会連合会 東北厚生年金病院 | 宮城県 | |
| 飯塚病院 | 福岡県 | |
| NPO法人地域医療を育てる会 | 千葉県 | |
| 紋別の地域医療を育て守る会 | 北海道 | |
| 丹波医療再生ネットワーク | 兵庫県 | |
| 県立柏原病院の小児科を守る会 | 兵庫県 | 地域医療(小児・周産) |
| 京都ママ友連盟 | 京都府 | |
| 安心して安全な出産ができる環境を考える会(in伊南) | 長野県 | |
| 種子島地区周産期医療を考える会 | 鹿児島県 | |
| 特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎 | 宮崎県 | 地域医療(介護・看取) |
| 特定非営利活動法人山の薬剤師たち | 徳島県 | |
| 介護予防ボランティア連絡会「楽らく会」 | 長崎県 | |
| 胃を切った人友の会「アルファ・クラブ」 | 東京都 | がん患者支援 |
| がん検診をすすめる会 | 秋田県 | |
| 奈良県のホスピスとがん医療をすすめる会 | 奈良県 | |
| NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス | 大阪府 | |
| BCSG石川 | 石川県 | |
| 岩手ホスピスの会 | 岩手県 | |
| 『「がんかわら版」出前屋』プロジェクト | 沖縄県 | |
| がん患者会シャローム | 埼玉県 | |
| がん心のケアの会 | 愛知県 | |
| 患者発・宮城版退院時サポートプロジェクト | 宮城県 | |
| 三色すみれの会 | 奈良県 | |
| 市民の医療ネットワークさいたま | 埼玉県 | |
| 秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」 | 秋田県 | |
| NPO法人からだとこころの発見塾 | 東京都 | 住民啓発活動 |
| 社会医療法人・阪南中央病院 患者情報室「とまり木」 | 大阪府 | |
| 公益社団法人京都保健会 京都民医連中央病院・模擬患者研究会 | 京都府 | |
| 久留米大学医学部消化器疾患情報講座 | 福岡県 | |
| 医療の質・安全学会パートナーシッププログラム | 東京都 | |
| 特定非営利活動法人響き合いネットワーク・岡山SP研究会 | 岡山県 | |
| 国民健康保険平戸市民病院 | 長崎県 |
全国の皆さま、こんにちは。
私たちの地域は、徳島県南部に位置し、美波町・牟岐町・海陽町の3町で構成し、人口約24,000人の過疎・高齢化の進行した地域です。
平成20年4月 県立海部病院の常勤医師の減少に伴い、土曜日の救急受け入れが休止し、地域住民の医療に対する不安が大きく募ったのです。今や全国的な医師不足、医療崩壊の深刻さを住民一人一人が当事者と考え、医療関係機関、行政と連携しながら、地域医療の崩壊を阻止し、地域医療を確保するために、微力ながら活動しております。
限られた医療資源を有効に守り育てていくため、日々、地域住民として何が出来るかを模索しながら医師との心の絆、関わりをしっかり持ち、医師から「行ってみたい!」という環境づくりに汗を流し頑張りたいと考えています。
本州最北端で、たった3人で細々と活動しております「北通り地域医療研究会」です。
医師や薬剤師、福祉職の皆様にご協力を頂きながらの活動は、研究会というよりも「地域医療を楽しむ会」が本当のところかもしれません。
これからも何が出来るのか、何がしたいのかをみんなで考えながら地域密着の活動をこつこつ続けていきたいなーと思っています。
「東北地方太平洋沖地震」で被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。
私達「紋別の地域医療を育て守る会」では「NPO 支える医療研究所(代表 夕張希望の杜 理事長 村上智彦医師)」と共に岩手県藤沢市を中心とした被災者支援を微力ながら行っております。
皆様が一日も早く安心して暮らせるようになられますことをお祈りいたします。
全国で地域医療を守る活動をされているお仲間と交流できればと思っております。
私たちは、丹波で活動している丹波医療再生ネットワークです。この活動がスタートしたのは、実は、柏原病院の和久先生が発信してくれた言葉に動かされたからなのです。代表の里と歯科医の和久雅彦、先の柏原病院の和久祥三先生は、同い年で、友人を助けたいとの思いから始まっています。活動を続けていくうちに、市民の皆さんと一緒に「医療を学び、医療の現状を知る事。」「医療を支える事。」この二つが必要であることに気づかされました。この2つの目標を通じて、市民の皆さんが一枚岩になり、この地域の医療を受ける側からアプローチ出来れば、いいなと思っております。活動は、絶え間なく続いており、他地域の皆さんの参考になれば、幸甚と存じます。
私たちは育児ママのサークルです。
ママたちの交流の中で、子どもの病気、予防接種、地域の医療機関についての情報交換を活発にしています。
その中で「安易に救急外来を受診しなくてもよいこと」、「安易に救急車を呼ばなくてもよいこと」を学びました。
また、ママにとっても子どもにとっても、病院よりも診療所のほうがよいことを学びました。
行政やマスコミからの垂直方向の情報発信では伝わってこないメッセージをママたちの水平方向の交流の中で共有することが、ママたちの安心感や地域医療の崩壊防止につながることを実感しています。
「地元の病院から産科がなくなる」というニュースに「なぜ?」と疑問を持った子育て中の母親たちが『昭和伊南総合病院から産科がなくなるって本当ですか?』の題で、当時の病院長を講師に勉強会を行ったのが活動の始まりです。当時、地域の厳しい医療の状況・その背景を正しく把握し理解している人はほとんどおらず、行政や病院関係の方々も一緒に、地域全体がこの問題に正面から取り組むきっかけとなりました。
そして3年、私たちは大きな山をひとつ越え、さらに続く課題に取り組み続けています。
2007年4月、”島でお産が出来なくなる。”
春嵐の中の定期便と同様、種子島は、大揺れ状態に陥りました。島で唯一の産婦人科医院が、年内いっぱいでの休診宣言。安全なお産が維持できないとの判断の上での苦渋の決断でした。それから、・・・
介護保険者が主催する介護予防ボランティア養成講座を受講終了し、介護予防ボランティア連絡会「楽らく会」として、健康つくりや仲間作りを目指して定期的な活動を行っています。
最初は自分のために行っていた介護予防への取り組みも、時が経つにつれ人や地域のために自分ができることはないかと意識の変化があり、身体的・社会的に健康度を高めた方々がたくさんいます。
今後も高齢者が高齢者を支える元気な地域作りを目指し、島原の介護予防に対する取り組みを継続・発展させていくため、求められるボランティアになれるように努めていきます。
かつて私は健康に自信があり、定年後12年間検診を受けませんでした。しかし、前立腺がん、大腸がんに罹ったことから検診の大切さを思い知り、「がん検診をすすめる会」を立ち上げたのです。それ以来、他の団体との交流会や講演会を行ってきました。
また、秋田県はがん死亡率が日本一と言われており、がん検診率も目標の50%にまだまだ達していません。それらを鑑みて現在「がん検診率をあげるためのアンケート」を実施し、7月末までに2万枚の配布・回収を予定しています。その結果を秋田県のがん対策の参考にしてもらう予定です。
「がん検診をすすめる会」代表 佐藤文夫
秋田市豊岩石田坂字坂ノ下92-3
電話018-828-4486
BCSG石川は創立12年目で会員数は130名の小さな市民グループです。
「いのちも からだも あなた自身が主人公」というキャッチコピーのもと「乳がんを視点として医療を考えましょう」と活動をしています。
乳がんの自己検診カード:シャワーカードの配布、学習会や講演会、年3回の情報誌の発行、乳がんほっとラインが主な活動です。
その他に石川県との協働で「出前講座」やピンクリボン運動に参加をしています。
医療従事者と医療消費者との懸け橋になることをいつも心がけています。
岩手ホスピスの会はがん患者さんの痛みがあまりにも軽視されている現状を改善したいと願い、設立されました。岩手にホスピス設置を願う署名活動、岩手県議会への請願提出、関係医療者の講演会開催などの活動を行って来ました。2011年4月現在、岩手に5つのホスピスが設置されております。
抗がん剤の副作用で脱毛に悩む患者さんのためのタオル帽子配布活動、がん相談ホットラインなどがん患者さんとそのご家族のサポーター的活動にも重点が置かれています。強く感じているのは、いかに患者さんが弱い立場にあるか、ということです。がん患者さんの目線に立つことを忘れずに活動を行いたいと思います。
このプロジェクトを立ち上げて、各機関と調整したとき、まず驚いたことは「がん普及啓発」という言葉はありますが、がんを基本から知るための資料が、ほんの一部にしか見当たらないということです。また、行政や医療機関の普及啓発対策は、まだ十分とはいえません。そのため、手探りの状態で、2010 年1 月
から離島周りを始めました。色々な方々に支えられ、少しずつですが、協力してくださる方が増えてきました。11 年は基本的にどこからも支援はありませんが、手弁当であっても出来ることは全て手を尽くしたい。
各地域の現実を直視していただければ、「がん普及啓発」は、いつでも誰でもはじめることができると思います。
“がん患者会シャローム”は、埼玉県杉戸町という地域に根差した患者会です。しかし、町内の会員は、30%であり、後は、町外及び県内外の会員で占めています。現在会員数は、174名。がん全般が対象。活動内容は、ピア・サポート、情報交換、勉強会、講演会など、他に〝がん在宅緩和ケアまっぷ“を作成したり、http://mf1.jp/VGnHrD(朝日新聞埼玉版記事より)患者支援の一環として、手作りがん患者用帽子を販売しています。http://mf1.jp/fwa7lD(同朝日新聞)また、遺族の会での、グリーフケアにも力を入れており、多岐多様な活動をしています。
「がん 心のケアの会」は、がん患者さん・ご家族のために無料電話相談「がん 心のケア ほっとライン」を提供して、もう11年経ちました。診断を受けた時のショックや、受ける治療方法を選ぶ時の迷いや、なぜこんな病にかかったのだろうというやりきれない思いなどを、心を込めてお聴きし、ご一緒にどうしたらいいかを考えていきます。どうにもならないと思えることも、何度となく語るうちになんとか道が開かれてきて、新しい世界が見えてくるということを、これまでにお話を承った患者さん・ご家族から学びました。
「三色すみれの会」のロゴは、子ども・医療者・保護者を表しています。水滴のある花弁はお母さんの汗と涙です。
三色すみれは、冬の間雪の下でじっと春を待ち、暖かくなると花を咲かせます。
今は辛い治療でも、子ども達に、いずれ治療が終わる春が来る事を願って、「三色すみれの会」のシンボルにしました。
闘病中の子ども達や家族に 花言葉:「良き訪れ」 が来るように願って活動しています。
『市民の医療ネットワークさいたま』は、誰もが安心してかかれる地域の医療体制・医療水準をつくるために、患者と医師の信頼関係づくりを基本に取り組みを進めている市民団体です。
このたび、『このまちと暮らす会』と協働して、「私達のグランドデザイン」を作成しました。
『がんになっても、最後まで住み慣れた我が家で暮らし続けられる地域の在宅医療と小規模施設によるサポートシステム』を創り上げることを目指して、取り組みを進めていきます。
現代社会においては、からだやこころに触れ、理解し、感じる機会は極めて少なくなっています。高齢化、核家族化の進展で、多感な子ども時代に、生老病死に直面する機会も減っています。病も誕生も、死もいつしか日常から隔絶された遠い場所に追いやられて、人々は健康とささやかな幸せが永遠に続くかのような錯覚にとらわれています。そして、いま私たちは、人の痛みどころか、自分自身の痛みにも鈍感になってしまっているように思うのです。
そんな時代だからこそ、からだとこころの発見塾は「からだ」を知り、「こころ」に触れ、「いのち」を感じる活動を通し、子どもたちの、そして私たち大人の、生きる力をはぐくんでいきたいと考えます。
日本人の肝臓がんの死亡者数は年間3万人を超え、その数は増え続けています。肝臓がんの95%以上は、B型もしくはC型肝炎ウイルスの持続感染が原因です。これらのウイルスが長期にわたって感染することで、肝臓がんが発生すると考えられています。ただ、C型肝炎患者の中で、抗ウイルス作用や抗腫瘍作用を持つインターフェロン治療を受ける人はまだそれほど多くありません。私たちの研究によって、治療を妨げる要因は、通院先・性別・合併症の有無であることがわかりました。
そこで、肝臓を中心とした消化器の病気について理解を深めていただくために、私たちは定期的に消化器病教室を開催しています。本教室が、地域の医療連携のシステム作りや医師と患者のコミュニケーションの質の向上につながれば嬉しい、私たちはそう考えています。
青年層の流出、少子高齢化が急速に進む平戸市は人口38,500、高齢化率31%の超高齢地域です。平戸市国民健康保険紐差病院(現、平戸市民病院)は昭和60年から「元気老人の創出」「楽しい交流、そして安心、安全、健康で助け合う地域づくり」をスローガンに住民の健康づくりに力点を置き、介護量の増大によって市民生活の負担を重くしないことを目標に活動しています。
当院は介護予防教室が単に自身の体力維持向上に終始しているきらいがある中、本来の目的(地域づくり)に向かった介護予防活動を目指し、支援し続けています。
第28回日本医学会総会
地域医療を支える患者・住民活動の“見本市”事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関 1-4-2 大同生命霞が関ビル18階
日本コンベンションサービス株式会社 内
TEL 03-3508-1301(平日:9:30~17:30)/FAX 03-3508-1302
E-mail :meeting@isoukai2011.jp
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